2016年 02月 09日
若者への思いは通じない もう放っておこう |
SEALDsは若者を中心としたデモ活動だった。彼らを悪し様に罵る向きもあるが、そういうやつらは言わせておけばいい。
ところが新聞の世論調査を見てみると意外な結果がわかる。それは安保法賛成は圧倒的に若年層に高いのだ(誤解を招くといけないので一応言っておくが、それでも反対派の方が多い。他の年代層と比べて…の意味である)。一方、ネトウヨが多いとされる中高年齢層には反対が多い。つまり中高年層は安保法には反対が多く、ネトウヨはごく一部のはねっ返りな連中だということになる。
続いて内閣支持率について見てみよう。できる限り新しいデータがいいと思い、各種の世論調査を調べてみたがネット世論調査以外に該当するものがない。ネット世論調査など、ただの少数派のアンケートに過ぎずおおよそ世論調査の体をなしていないので参考にもしない。やはり新聞の世論調査が最も信頼が置ける。
そこで色々調べて、最も新しいものとして高知新聞の調査が見つかった。下がそのページである。
合区対象4県で世論調査 有権者に不安、違和感
http://www.kochinews.co.jp/16gouku/151219gouku02.htm
合区というのは選挙区を人口比に合わせて合併するというものである。当然、過疎地域では反対が多いが20代は賛成が上回っている。全体に高知より徳島のほうが保守的な土地柄といえる。
それより問題なのは安倍政権の支持率である。実はこの時点で20代だけが支持が不支持を上回っているのだ。逆にネトウヨが多いはずの30代は支持が不支持の半分以下しかない。中年層のネトウヨはノイジーマイノリティであり、リベラル派がサイレントマジョリティであることがはっきりした。ただしこれは右翼側だけでなく左翼側にも同様の傾向があるかも知れない。
またAERAの読者アンケートでも男子は安倍支持、女子は不支持という結果が明確となっている。これは世論調査ではなく無作為アンケートだが、リベラルな朝日系列のアンケートですら、若者男子の安倍支持は多いのだ。
さて労働組合や市民団体は、年金の将来性や非正規雇用の面から若者の側に立ち、政権の施策を批判する。辛坊などは、中高年齢層中心に政治が回っているのを「シルバーデモクラシー」などと呼んで攻撃対象としてきた。だがこれら調査から言えることは、
「若者は現政権の政策に賛同しており、現状に満足している。安保で戦争に巻き込まれる恐れも、雇用に非正規が増える現政権の労働政策も支持している」
ことが明らかになったのだ。
若者が戦争に行く事態を避けたい、若者に安定した仕事を与えたい…そう考えるのはリベラル派の片思いなのだ。戦地で死のうが、非正規で貧困に喘ごうが、本人たちがそれを支持しているのだ。もう放っておいてやろう。なにせ戦争へ行かされそうだ、まともな職に就けない、そんな現状に満足しているのに横から小さな親切をしても大きなお世話だろう。
かつて朝日新聞の「孤族の時代」に「若い頃はゲームセンターに通う金があればそれでよかった。今は後悔している」と語る人物がいた。もういいではないか。若者を助けようなどと考えるのはやめよう。将来それで苦しむことになっても、それは自己責任なのだ。
ほとんどの若者は右翼にはならない。ネトウヨにもならない。それは古谷氏の指摘通りだ。だがだからといって積極的に社会にコミットするわけでもない。要は流れのままに任せておけばそれでいいという考えなのだから。
ところが新聞の世論調査を見てみると意外な結果がわかる。それは安保法賛成は圧倒的に若年層に高いのだ(誤解を招くといけないので一応言っておくが、それでも反対派の方が多い。他の年代層と比べて…の意味である)。一方、ネトウヨが多いとされる中高年齢層には反対が多い。つまり中高年層は安保法には反対が多く、ネトウヨはごく一部のはねっ返りな連中だということになる。
続いて内閣支持率について見てみよう。できる限り新しいデータがいいと思い、各種の世論調査を調べてみたがネット世論調査以外に該当するものがない。ネット世論調査など、ただの少数派のアンケートに過ぎずおおよそ世論調査の体をなしていないので参考にもしない。やはり新聞の世論調査が最も信頼が置ける。
そこで色々調べて、最も新しいものとして高知新聞の調査が見つかった。下がそのページである。
合区対象4県で世論調査 有権者に不安、違和感
http://www.kochinews.co.jp/16gouku/151219gouku02.htm
合区というのは選挙区を人口比に合わせて合併するというものである。当然、過疎地域では反対が多いが20代は賛成が上回っている。全体に高知より徳島のほうが保守的な土地柄といえる。
それより問題なのは安倍政権の支持率である。実はこの時点で20代だけが支持が不支持を上回っているのだ。逆にネトウヨが多いはずの30代は支持が不支持の半分以下しかない。中年層のネトウヨはノイジーマイノリティであり、リベラル派がサイレントマジョリティであることがはっきりした。ただしこれは右翼側だけでなく左翼側にも同様の傾向があるかも知れない。
またAERAの読者アンケートでも男子は安倍支持、女子は不支持という結果が明確となっている。これは世論調査ではなく無作為アンケートだが、リベラルな朝日系列のアンケートですら、若者男子の安倍支持は多いのだ。
さて労働組合や市民団体は、年金の将来性や非正規雇用の面から若者の側に立ち、政権の施策を批判する。辛坊などは、中高年齢層中心に政治が回っているのを「シルバーデモクラシー」などと呼んで攻撃対象としてきた。だがこれら調査から言えることは、
「若者は現政権の政策に賛同しており、現状に満足している。安保で戦争に巻き込まれる恐れも、雇用に非正規が増える現政権の労働政策も支持している」
ことが明らかになったのだ。
若者が戦争に行く事態を避けたい、若者に安定した仕事を与えたい…そう考えるのはリベラル派の片思いなのだ。戦地で死のうが、非正規で貧困に喘ごうが、本人たちがそれを支持しているのだ。もう放っておいてやろう。なにせ戦争へ行かされそうだ、まともな職に就けない、そんな現状に満足しているのに横から小さな親切をしても大きなお世話だろう。
かつて朝日新聞の「孤族の時代」に「若い頃はゲームセンターに通う金があればそれでよかった。今は後悔している」と語る人物がいた。もういいではないか。若者を助けようなどと考えるのはやめよう。将来それで苦しむことになっても、それは自己責任なのだ。
ほとんどの若者は右翼にはならない。ネトウヨにもならない。それは古谷氏の指摘通りだ。だがだからといって積極的に社会にコミットするわけでもない。要は流れのままに任せておけばそれでいいという考えなのだから。
by leftwing63
| 2016-02-09 09:00
| 社会(国民)