2016年 10月 23日
「土人は差別用語でない」という辛坊治郎の妄言 |
拙ブログでも幾度となく批判してきた辛坊治郎がまたも妄言…というよりもデマを撒き散らした。
例の大阪府警から出張した機動隊の「土人」発言に関してであるが、辛坊の発言は大阪発のブログ記事や番組書き起こしなどから見てもここまでひどいかというほどのデマのオンパレードであるが、ここでは辛坊が「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」で語った、
「『土人』という言葉がある意味、放送で使ってはいけない言葉であるとか、差別的な言葉であるというような(ことはない)。つまり日本語として死語にもうなってるんだろうなあ。つまり土人と言ったからといって怒ってくる人は誰もいない」
(リテラより引用。()内はリテラによる補完)
という発言に対して強く批判をする。
今回「土人」発言がこれほどまでに炎上し、発言した機動隊員を擁護した府知事の松井一郎まで炎上したことは、「土人」が差別に満ちた言葉であることの証明である。もし辛坊がいうように死語になっているはずなら、これほどの騒動にはならなかったはずだ。
「土人」という言葉が差別語であるとの認識がはっきりした事例が実は20年ほど前に起きている。
それは「北海道旧土人保護法」という法律がつい19年前まで、堂々と法律として明文化されていたのである。
これは北海道の先住民アイヌに対する保護を名目として作られたものであるが、実質はアイヌの財産を北海道庁長官が専決的に利用できるとしたもので、はなはだ人種差別色の強いものであった。
アイヌの保護と銘打っておきながら、その内容はアイヌによる土地や農地の売買を規制するなど、実にあからさまな差別を合法化してきたものだったのである。
ちょうど日本が大陸に植民地を作った時に行われた、財産の収奪や固有風習の禁止、日本語の強要、日本氏名への改名などがこの時には北海道で行われていたのだ。
そしてこの信じられないほど差別的な法律は、1899年に制定され、それから約100年もの間、実質的には効力を失われながらも存続し続けた。
そしてアイヌの人によりこの法律の廃止要請が出されたのが90年代の半ばであった。
当時の政治家や官僚すらこの法律が明文として残っていることに気づいていなかったようで、これを指摘された時にはおおいに驚いたそうだ。
「まだこんな古臭い法律が残っていたとは。それにしても“土人”とは!」
これは当時の橋本内閣内にいた自民党議員の言葉である。
まだ20年も経っていない時代に、「土人」という言葉は政権内部からも常識を逸脱した差別的表現という認識だったのだ。
今でも昔のDVDやBDなどを見ると「土人」という表現が使われているシーンがある。それに対して、作品紹介にはこううたってある。
「この作品には現在では不適切と思われる差別的な表現が含まれていますが、作品の芸術的価値にてらした上でそのまま収録しました」
これでもまだ辛坊治郎は「土人」発言を差別ではないというのか!
例の大阪府警から出張した機動隊の「土人」発言に関してであるが、辛坊の発言は大阪発のブログ記事や番組書き起こしなどから見てもここまでひどいかというほどのデマのオンパレードであるが、ここでは辛坊が「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」で語った、
「『土人』という言葉がある意味、放送で使ってはいけない言葉であるとか、差別的な言葉であるというような(ことはない)。つまり日本語として死語にもうなってるんだろうなあ。つまり土人と言ったからといって怒ってくる人は誰もいない」
(リテラより引用。()内はリテラによる補完)
という発言に対して強く批判をする。
今回「土人」発言がこれほどまでに炎上し、発言した機動隊員を擁護した府知事の松井一郎まで炎上したことは、「土人」が差別に満ちた言葉であることの証明である。もし辛坊がいうように死語になっているはずなら、これほどの騒動にはならなかったはずだ。
「土人」という言葉が差別語であるとの認識がはっきりした事例が実は20年ほど前に起きている。
それは「北海道旧土人保護法」という法律がつい19年前まで、堂々と法律として明文化されていたのである。
これは北海道の先住民アイヌに対する保護を名目として作られたものであるが、実質はアイヌの財産を北海道庁長官が専決的に利用できるとしたもので、はなはだ人種差別色の強いものであった。
アイヌの保護と銘打っておきながら、その内容はアイヌによる土地や農地の売買を規制するなど、実にあからさまな差別を合法化してきたものだったのである。
ちょうど日本が大陸に植民地を作った時に行われた、財産の収奪や固有風習の禁止、日本語の強要、日本氏名への改名などがこの時には北海道で行われていたのだ。
そしてこの信じられないほど差別的な法律は、1899年に制定され、それから約100年もの間、実質的には効力を失われながらも存続し続けた。
そしてアイヌの人によりこの法律の廃止要請が出されたのが90年代の半ばであった。
当時の政治家や官僚すらこの法律が明文として残っていることに気づいていなかったようで、これを指摘された時にはおおいに驚いたそうだ。
「まだこんな古臭い法律が残っていたとは。それにしても“土人”とは!」
これは当時の橋本内閣内にいた自民党議員の言葉である。
まだ20年も経っていない時代に、「土人」という言葉は政権内部からも常識を逸脱した差別的表現という認識だったのだ。
今でも昔のDVDやBDなどを見ると「土人」という表現が使われているシーンがある。それに対して、作品紹介にはこううたってある。
「この作品には現在では不適切と思われる差別的な表現が含まれていますが、作品の芸術的価値にてらした上でそのまま収録しました」
これでもまだ辛坊治郎は「土人」発言を差別ではないというのか!
by leftwing63
| 2016-10-23 09:00
| 社会(差別)