タカ派のKYが国家間友好関係を壊す |
商標登録するには金が必要になるが、申請だけで金を払わなくても継続案件になるそうなので、失敗してもこの弁理士は痛くもかゆくもない。
国民全般に広く知れ渡っている娯楽を私物化し、金儲けの道具にしようというのはなんとも卑劣な人間だと思われるが、弁理士という職業柄、違法でないことは熟知しているだろう。
さてこのところアパの歴史修正主義書籍が問題となっている。アパ側は主張を曲げるつもりはないようだ。確かに歴史修正主義が法的に規制されている欧州などと違い、日本ではどんな妄想発言も、民族侮辱発言も規制されているわけではない。つまり公式にアパの行動を防ぐ手法はないのである。
「民間のアパが設置した書籍に中国政府は口出しするな」という理屈も今のところ否定する要素もない。
同様の事例として以前私は韓国の日本総領事館前に設置された慰安婦像をあげた。公共の道路沿いに設置することに違法性はあるのかも知れないが、少なくとも設置するななどという権利は日本側にはない。だから設置した団体も居直るのだ。
一部左派サイトには「日韓合意に『慰安婦像を設置してはならない』などという項目などない」となぜか韓国側を擁護しているところもあるが、いちいちそんな些末なことまで指定するわけもない。領事館の目前に設置するなど、まさに挑発的な行為である。
だがこれも「民間の市民団体が設置した慰安婦像に日本政府は口出しするな」と言われれば黙るよりほかはない。
同様の行為を他国に仕掛けたらどう思われるか?
たとえば原爆はアメリカでは一応正当な行為として政府は認識しているが、特に若い人の間では後ろめたい思いのひとつとなっているようだ。
そこでホワイトハウスの前に原爆像を設置したり、自由の女神の前に設置したりすれば反発を招くことは想像すればわかりそうなものである。
PPAPの問題はまさに「良き法律家は悪しき隣人」を実体化した例であるし、アパや慰安婦像はわざわざ挑発的な行為を仕掛けた実例である。
世の中には常識を敢えて無視して攻撃的な手法を取り、歪んだ愛国心を蔓延させようとする者がいる。こういう連中がいる限り、何度も和解しそうになってはぶち壊され、を繰り返すだろう。