2017年 03月 11日
籠池理事長は何も知らないのは事実の公算大 |
森友学園の籠池理事長が小学校の認可申請の辞退と時を同じくして理事長の座を辞することを表明した。
マスコミの前に久しぶりに登場した籠池の好き勝手なコメントや質疑応答には閉口したが、唖然としたのはテレビ中継している真っ最中に安倍が官邸から割り込んで自衛隊の南スーダンからの撤退を発表し始めたことだ。
明らかに不自然なタイミングでの割り込みであり、籠池の会見を見せたくないという意思が感じられた。
一連の経過はここを読みに来られた方々もご存じのことと思うが、籠池が政治家への利益供与要求を否定した以上、今この場ではここまでしか語れない。
だがもちろんまだ問題は山のように残っている。そして法外に安い金額で土地を売ったことにどんな動機があったのかということである。
これは私見であるが、その動機が金銭ではなく、純粋にイデオロギーではないかと思えているのだ。
その理由として安倍、アッキー、稲田、鴻池、これらの疑惑の人物層に共通するのが国家主義という点であることだ。
産経は右翼新聞だが、アレとかアレとかの痛い名物を除けば、ほとんどの社員は右翼思想など縁のない人だという。これをしばしば「営業右翼」と呼ぶ。
しかし世の中には金銭など無視してでも右翼思想を押し付ける輩がいることも事実だ(残念ながら左翼にもいる)。
たとえば中山成彬は過去にも何度か指摘したように「日教組の強い地域は成績が悪いことを証明したいために全国テストを実施した」と述べた。国鉄民営化に力を入れた政治家の本音は「気に入らない国鉄の労組を潰したかった」だった。
つまりこの森友の場合も、籠池が何も言っていないが、共鳴した政治家が便宜を図った公算が大きいのだ。もちろん籠池に違法行為の可能性もあるし、政治家が便宜を図れば刑事事件である。その自分の思想の実現のためには国民の財産を食いつぶしても平気な面がある。
籠池が述べた「私は何もしていません。風が吹いただけです」は、その風を吹かせたのが偶然ではなく、籠池の思想的お友達の政治家であった可能性が大きい。
かつては金権政治家という言葉が蔓延した。だが政治家にとってはまだこの方がマシである。なぜなら他人に損害を与えないからだ。金権政治家は独裁者にはならない。だがイデオロギーに凝り固まった政治家はナチスやオウムやイスラム国と同じ危険性を持つのである。
今になって思えば、第二次安倍内閣発足当時、東京新聞が「ネトウヨ内閣」と称したのは見事だったとしか言いようがない。
マスコミの前に久しぶりに登場した籠池の好き勝手なコメントや質疑応答には閉口したが、唖然としたのはテレビ中継している真っ最中に安倍が官邸から割り込んで自衛隊の南スーダンからの撤退を発表し始めたことだ。
明らかに不自然なタイミングでの割り込みであり、籠池の会見を見せたくないという意思が感じられた。
一連の経過はここを読みに来られた方々もご存じのことと思うが、籠池が政治家への利益供与要求を否定した以上、今この場ではここまでしか語れない。
だがもちろんまだ問題は山のように残っている。そして法外に安い金額で土地を売ったことにどんな動機があったのかということである。
これは私見であるが、その動機が金銭ではなく、純粋にイデオロギーではないかと思えているのだ。
その理由として安倍、アッキー、稲田、鴻池、これらの疑惑の人物層に共通するのが国家主義という点であることだ。
産経は右翼新聞だが、アレとかアレとかの痛い名物を除けば、ほとんどの社員は右翼思想など縁のない人だという。これをしばしば「営業右翼」と呼ぶ。
しかし世の中には金銭など無視してでも右翼思想を押し付ける輩がいることも事実だ(残念ながら左翼にもいる)。
たとえば中山成彬は過去にも何度か指摘したように「日教組の強い地域は成績が悪いことを証明したいために全国テストを実施した」と述べた。国鉄民営化に力を入れた政治家の本音は「気に入らない国鉄の労組を潰したかった」だった。
つまりこの森友の場合も、籠池が何も言っていないが、共鳴した政治家が便宜を図った公算が大きいのだ。もちろん籠池に違法行為の可能性もあるし、政治家が便宜を図れば刑事事件である。その自分の思想の実現のためには国民の財産を食いつぶしても平気な面がある。
籠池が述べた「私は何もしていません。風が吹いただけです」は、その風を吹かせたのが偶然ではなく、籠池の思想的お友達の政治家であった可能性が大きい。
かつては金権政治家という言葉が蔓延した。だが政治家にとってはまだこの方がマシである。なぜなら他人に損害を与えないからだ。金権政治家は独裁者にはならない。だがイデオロギーに凝り固まった政治家はナチスやオウムやイスラム国と同じ危険性を持つのである。
今になって思えば、第二次安倍内閣発足当時、東京新聞が「ネトウヨ内閣」と称したのは見事だったとしか言いようがない。
by leftwing63
| 2017-03-11 09:00
| 政治・選挙・行政