2016年 04月 05日
悪質業者がはびこる太陽光発電パネル設置 |
あの愛知万博で開発反対運動が起こり(注意:万博自体への反対ではない)、SEALDsを彷彿とさせる市民デモや、開催地の変更要求署名などで守られた海上の森(かいしょのもり)のすぐ脇でフジ建設という会社が無法な開発を行い、太陽光パネルを設置して様々な問題を引き起こしている。
この問題が最初に発覚したのは2月である。市民から行政に、
「違法な森林の伐採が行われているのではないか」
という問い合わせがあったことがきっかけだ。フジ建設は2013年に開発申請を行ったが、瀬戸市は「埋蔵文化財包蔵地」であることで中止勧告を行った。だがフジ建設はそれを無視し、太陽光パネル設置のための伐採を続けたのである。
こうして森林の破壊と、大平窯跡と大平縄文遺跡という文化財の破壊という二重の公害を引き起こしたのであるが、市街化調整区域を1,000平方m以上開発する場合は事前協議が必要なのに、フジ建設はこれをわざと無視したとしか思えない。
というのも、この違法開発の罰則が最大罰金30万円と、ほとんどないのも同然の甘さなので、たちの悪い企業などは意図的に法を無視することもありうるということなのだ。
そして今回の文化財破壊に関しても、「造成済みの自社所有地を拡張したので、法的な手続きがいるとは知らなかった」と述べているが、工事の際に文化財の位置を確認するのは工事業者としては当然のことで、しかも瀬戸市からは埋蔵文化財があるということを事前に知らされていたのに知らなかったなどという理屈は通らない。
フジ建設は既成事実を作ってしまえば、あとは行政が後追いで認めるしかないと居直っていたのではないか? だとしたら行政も舐められたものである。
フジ建設の今回の悪質な行為はこれだけにとどまらない。森林法、砂防関係条例、文化財保護法など法律無視は多岐にわたる。
低劣な業者の代表といえば、最近ではあの廃棄カツを横流ししていたダイコーが思い浮かぶ。ダイコーは常習的にこれを行っていたようなので、まさに悪質業者である。
かつてこのブログでも、「再生可能エネルギーが自然破壊をする?」 で、太陽光パネル設置の氾濫による問題点を述べていたことがあったが、こう何度も同じような問題を引き起こすとなると、太陽光パネル業界そのものが違法な業者を引き寄せる体質があるのではないか?と思わされてしまう。ダイコーの問題が産廃業界の胡散臭さを体現していたのと同じように、だ。
それにしても悪質業者に対する規制の弱さというのはどうにかならないものか? これでは「犯罪が割に合う」状態になりかねない。
この問題が最初に発覚したのは2月である。市民から行政に、
「違法な森林の伐採が行われているのではないか」
という問い合わせがあったことがきっかけだ。フジ建設は2013年に開発申請を行ったが、瀬戸市は「埋蔵文化財包蔵地」であることで中止勧告を行った。だがフジ建設はそれを無視し、太陽光パネル設置のための伐採を続けたのである。
こうして森林の破壊と、大平窯跡と大平縄文遺跡という文化財の破壊という二重の公害を引き起こしたのであるが、市街化調整区域を1,000平方m以上開発する場合は事前協議が必要なのに、フジ建設はこれをわざと無視したとしか思えない。
というのも、この違法開発の罰則が最大罰金30万円と、ほとんどないのも同然の甘さなので、たちの悪い企業などは意図的に法を無視することもありうるということなのだ。
そして今回の文化財破壊に関しても、「造成済みの自社所有地を拡張したので、法的な手続きがいるとは知らなかった」と述べているが、工事の際に文化財の位置を確認するのは工事業者としては当然のことで、しかも瀬戸市からは埋蔵文化財があるということを事前に知らされていたのに知らなかったなどという理屈は通らない。
フジ建設は既成事実を作ってしまえば、あとは行政が後追いで認めるしかないと居直っていたのではないか? だとしたら行政も舐められたものである。
フジ建設の今回の悪質な行為はこれだけにとどまらない。森林法、砂防関係条例、文化財保護法など法律無視は多岐にわたる。
低劣な業者の代表といえば、最近ではあの廃棄カツを横流ししていたダイコーが思い浮かぶ。ダイコーは常習的にこれを行っていたようなので、まさに悪質業者である。
かつてこのブログでも、「再生可能エネルギーが自然破壊をする?」 で、太陽光パネル設置の氾濫による問題点を述べていたことがあったが、こう何度も同じような問題を引き起こすとなると、太陽光パネル業界そのものが違法な業者を引き寄せる体質があるのではないか?と思わされてしまう。ダイコーの問題が産廃業界の胡散臭さを体現していたのと同じように、だ。
それにしても悪質業者に対する規制の弱さというのはどうにかならないものか? これでは「犯罪が割に合う」状態になりかねない。
by leftwing63
| 2016-04-05 09:00
| 社会(環境・自然)