「地震で危険だから原発停止を」は当然の発言だ |
ところが産経というゴミ紙だけは別らしい。
野党が「地震により危険なので原発の停止を」と主張したのを、ネトウヨが「地震の政治利用だ」とバカ論理で勝手に炎上していた。ほとんどの人はこんなクソまみれ連中の言い分など知らない。当然、新聞はこんなバカな炎上を記事にすることなどなかった。
ところがこの便所の落書きのクソな炎上を記事にしたドアホウな自称新聞がある。もう言わなくてもわかるだろう。産経である。
今回の熊本地震は布田川断層帯が動いた。大分県まで震源域が延びていれば「熊本地震」の名称を変えることもあり得るという。そして布田川断層帯は南西方向にも延びており、延長線上に並行して出水断層帯がある。これらは長野県から始まり、東海・紀伊半島・四国・九州を貫く巨大な中央構造線の一部として同系列の断層なのだ。
そして出水断層は川内原発のごく近くを通る。よってこの地震活動が南西側に広がれば、川内原発は十分に危険である。
つまりは野党側の言う「地震により危険があるので原発は停止すべきだ」は政治的な綱引きのために主張しているのではなく、実際に危険を伴うことだから言っているのだ。
ネトウヨは野党を腐すことに必死である。そしてこいつらの大半は原発推進派でもある。こんな連中は野党の逆張りをするだけの中身スッカラカンの書き込みしかしないので、しょせん肥溜めの中で打ち捨てられるだけの発言でしかないのだが、これを記事に仕立て上げる「新聞」があるのだから恐れ入る。
地震を政治利用しているというのなら安倍政権こそ言えるではないか?
安倍―菅ラインでは記者に対して「こうした災害時に緊急事態法が必要だ」と述べて世論を誘導しようとしている。
神戸でも、中越でも、東北でも、そして今回の熊本でも、大地震が起きたからといって、パニックやら暴動、虐殺など起きていないではないか。
むしろネトウヨの悪意に満ちたデマがそのような事態を引き起こすことが懸念される。ネトウヨに支持される政権が、マッチポンプとしての緊急事態法の後押しになるなら、まさにこいつらに似合う言葉は「火事場泥棒」である。