2016年 10月 24日
【令状自動発券機】日本の司法の闇 |
先月末、韓国ロッテグループで、日本人にもかつての千葉ロッテのオーナーとしてその名前はよく知られている重光昭夫氏に対する逮捕状請求が裁判所によって却下された。これはロッテグループでの背任と横領についての事件に関してであるが、裁判所が令状をあっさり却下したことは日本人の目には非常に驚きに映る。
日本も令状主義を採用しており、令状なくしては強制的な捜査はできないという前提があるためだ。これは捜査機関の暴走を防ぐ目的があり、法的な根拠なくしては強制力を行使できないという歯止めである。
だが日本ではこの令状主義はまったく機能していない。
日本の裁判所は事実上「令状自動発券機」と化しており、捜査機関が令状を請求すると、ほとんど何の審査もなく、垂れ流し的に令状は発布される。
北海道の原田宏二氏のツイッターによると、少し資料は古いが2008年の令状却下率は、逮捕状が0.04%、勾留状が2.8%、その他捜索・差押状などが0.02%である。これらを総計すると、日本の刑事事件においての令状却下率は0.81%ということになる。
日本の警察は「任意聴取に応じなければ逮捕状請求」ということが普通に行われており、弁護士も「任意聴取に出頭してほしいと言われたら出頭しないと危険」とアドバイスすることが多い。
要するにこの国では警察が「あいつは怪しい」と睨んだら、ほぼ確実に強制的な捜査対象とされてしまうのが実態なのである。
だから韓国で企業のトップが疑惑をもたれている事件で、裁判所が逮捕状の請求を却下したというニュースは日本人にとっては驚きであり、また司法が機能していることを示す。
再三にわたり、私は日本の裁判所の腐敗ぶりを指摘してきたが、警察・検察・司法は完全に癒着の温床となっているのだ。司法は警察の御用機関であり、警察は検察の御用機関であり、司法は検察と蜜月である。
こんな法曹界でまともな裁判が行われるわけがない。私が子供の頃からこうした腐った癒着は指摘されていたが、それから何十年か経ってもまったく改善されていない。日本の法曹界は戦後もずっと魔界のままなのだ。
日本も令状主義を採用しており、令状なくしては強制的な捜査はできないという前提があるためだ。これは捜査機関の暴走を防ぐ目的があり、法的な根拠なくしては強制力を行使できないという歯止めである。
だが日本ではこの令状主義はまったく機能していない。
日本の裁判所は事実上「令状自動発券機」と化しており、捜査機関が令状を請求すると、ほとんど何の審査もなく、垂れ流し的に令状は発布される。
北海道の原田宏二氏のツイッターによると、少し資料は古いが2008年の令状却下率は、逮捕状が0.04%、勾留状が2.8%、その他捜索・差押状などが0.02%である。これらを総計すると、日本の刑事事件においての令状却下率は0.81%ということになる。
日本の警察は「任意聴取に応じなければ逮捕状請求」ということが普通に行われており、弁護士も「任意聴取に出頭してほしいと言われたら出頭しないと危険」とアドバイスすることが多い。
要するにこの国では警察が「あいつは怪しい」と睨んだら、ほぼ確実に強制的な捜査対象とされてしまうのが実態なのである。
だから韓国で企業のトップが疑惑をもたれている事件で、裁判所が逮捕状の請求を却下したというニュースは日本人にとっては驚きであり、また司法が機能していることを示す。
再三にわたり、私は日本の裁判所の腐敗ぶりを指摘してきたが、警察・検察・司法は完全に癒着の温床となっているのだ。司法は警察の御用機関であり、警察は検察の御用機関であり、司法は検察と蜜月である。
こんな法曹界でまともな裁判が行われるわけがない。私が子供の頃からこうした腐った癒着は指摘されていたが、それから何十年か経ってもまったく改善されていない。日本の法曹界は戦後もずっと魔界のままなのだ。
by leftwing63
| 2016-10-24 09:00
| 社会(治安・法)