2016年 12月 07日
国旗などただの布きれでしかない |
「アメリカ国旗を燃やす行為は、いかなる人であっても決して許されるべきではない。もしそうするなら、それ相応の罰が必要だ。市民権の剥奪や年単位での懲役もありえる!」
アメリカ次期大統領トランプがこのようにツイートした。詳細は以下のハフポストの記事を参照されたい。
トランプ氏「星条旗を燃やしたら市民権剥奪も」 実際は合法なのに...
http://www.huffingtonpost.jp/2016/11/29/trump-flag_n_13312648.html
国旗はそれを崇める人には重要なものだろうが、何の感慨も持たない人もいる。その国に反発する人には怒りの対象と映るだろう。
そこでアメリカは過去に星条旗を燃やす行為に対して「合法」との判例を出しているのだ。これはもちろん「表現の自由」のうちだからだ。
日本でも自民党の右翼的な連中から「国旗損壊罪を制定せよ」との声が出ているが、絶対にそんなものを作らせてはならない。なぜなら法益がないからだ。国旗を燃やして損をする人はいない。他人のものを燃やせば器物損壊がある。
こういう発言をする連中の動機はただひとつ「自分が気に入らないから」だ。お前の思想なんか知ったことではない。こちらにはこちらの思想があるのだ。
ハフポストの記事は市民権の剥奪という行為がどのようにエスカレートしてきたかを説明している。これを見ると、過去においてはいわゆる第二次大戦時の連合国側も褒められたものではない。ナチスのユダヤ人迫害の歴史は、立ち位置の左右を問わず次第次第に熟成され、肥大化したものの実ということができる。
人は頭に血が昇ると自分と違う考えに非常に不寛容になる。その結果トランプのように、ただの布きれでしかない旗に異常な執着を見せるのだ。
「鰯の頭も信心から」という言葉がある。信仰心さえ持てばどんなものでも立派なものに見えてしまう。トランプはすでにその領域に入っている。
トランプはこの星条旗発言以外にもすでに合衆国憲法に違反する発言を繰り返しているという。
日本でも同じだが、立憲主義というのは、権力者がどのような思想を持っていてもその憲法には従わなければならない。その憲法の元での行為でしか認められない。このことを忘れた社会は人治主義となり、やがてはファシズムに陥るだろう。
アメリカ次期大統領トランプがこのようにツイートした。詳細は以下のハフポストの記事を参照されたい。
トランプ氏「星条旗を燃やしたら市民権剥奪も」 実際は合法なのに...
http://www.huffingtonpost.jp/2016/11/29/trump-flag_n_13312648.html
国旗はそれを崇める人には重要なものだろうが、何の感慨も持たない人もいる。その国に反発する人には怒りの対象と映るだろう。
そこでアメリカは過去に星条旗を燃やす行為に対して「合法」との判例を出しているのだ。これはもちろん「表現の自由」のうちだからだ。
日本でも自民党の右翼的な連中から「国旗損壊罪を制定せよ」との声が出ているが、絶対にそんなものを作らせてはならない。なぜなら法益がないからだ。国旗を燃やして損をする人はいない。他人のものを燃やせば器物損壊がある。
こういう発言をする連中の動機はただひとつ「自分が気に入らないから」だ。お前の思想なんか知ったことではない。こちらにはこちらの思想があるのだ。
ハフポストの記事は市民権の剥奪という行為がどのようにエスカレートしてきたかを説明している。これを見ると、過去においてはいわゆる第二次大戦時の連合国側も褒められたものではない。ナチスのユダヤ人迫害の歴史は、立ち位置の左右を問わず次第次第に熟成され、肥大化したものの実ということができる。
人は頭に血が昇ると自分と違う考えに非常に不寛容になる。その結果トランプのように、ただの布きれでしかない旗に異常な執着を見せるのだ。
「鰯の頭も信心から」という言葉がある。信仰心さえ持てばどんなものでも立派なものに見えてしまう。トランプはすでにその領域に入っている。
トランプはこの星条旗発言以外にもすでに合衆国憲法に違反する発言を繰り返しているという。
日本でも同じだが、立憲主義というのは、権力者がどのような思想を持っていてもその憲法には従わなければならない。その憲法の元での行為でしか認められない。このことを忘れた社会は人治主義となり、やがてはファシズムに陥るだろう。
by leftwing63
| 2016-12-07 09:00
| 社会(国際)