2017年 01月 08日
今頃なぜに「ポピュリズム」を強調する? |
1月7日の朝にテレビ朝日系で放映されていた「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」という番組はひどかった。中国出身のバカウヨ石平や時計泥棒高橋洋一などのメンツのひどさもさることながら、今頃欧州やアメリカで台頭している保護主義を「ポピュリズム」としてひたすら批判しまくっているのだ。そして保護主義を「悪」と決めつけ、トランプを批判しまくっている。
正直トランプの行動は常軌を逸している。毎日ツイッターで気に入らない人物や企業を名指しして攻撃し、アメリカ以外に進出しようとする企業を恫喝している。
トヨタが槍玉に挙げられたようだが、トヨタの米国内雇用に影響はなく、メキシコなどからの安い車を買えるのであればアメリカにとってはおいしい話だと思うのだが、トランプは目先の経済に憑りつかれ過ぎている。
さて昨今のアメリカの風潮をポピュリズムと呼ぶのならそれは正しいであろう。アメリカファーストは自国人には魅力的に映る。こうした主張は大衆受けしやすい傾向もある。そのため大衆受けする方針に主張を先鋭化させる傾向があることも確かだ。
しかしなぜ今になってポピュリズムという言葉がこうした番組で使われるようになったのか?
実は日本はこれまで15年間の長きにわたりポピュリズムに散々毒されてきたのだ。
まず21世紀に入って早々、ポピュリズムの先導役小泉純一郎が登場した。支持率90%などという北朝鮮かと疑うような数字を出した。小泉は郵政勢力を仮想敵としその支持を伸ばし長期政権を築いた。
次にみんなの党が現れた。みんなの党の渡辺喜美は小さな政府を掲げ、公務員バッシングを最大限に利用し、一時期は勢力を伸ばした。
そして次に登場したのが橋下徹である。テレビ芸人でもある橋下はその知名度と、有名人に弱い大阪人体質を手玉に取って大阪府知事に就き、職員攻撃を続けた。自分に反対するものをツイッターで罵倒する手法は醜悪そのものだが、これにはトランプに通じるものがある。
さらに河村たかしというこれもテレビ芸人議員が名古屋市長になる。河村は市長と市議会の報酬半減を叫んでポピュリズムを煽った。
こうしてみると日本を誤らせたポピュリストは皆例外なくネオリベなのだ。ではなぜこの時にはマスコミは騒がなかったのか?
それはマスコミがネオリベ支持だからである。朝日が左翼だというバカネトウヨは朝日が経済右派であることを知らない。ネトウヨは経済音痴だからだ。
自分たちの主張と同じ時にはポピュリズム批判はしない。だが保護主義というネオリベと対極の位置の思想が出た時はこの危機感を煽る。マスコミは小泉政権の時にポピュリズムを批判できなかった。そんなゴミに今のポピュリズムを批判する資格はない。
正直トランプの行動は常軌を逸している。毎日ツイッターで気に入らない人物や企業を名指しして攻撃し、アメリカ以外に進出しようとする企業を恫喝している。
トヨタが槍玉に挙げられたようだが、トヨタの米国内雇用に影響はなく、メキシコなどからの安い車を買えるのであればアメリカにとってはおいしい話だと思うのだが、トランプは目先の経済に憑りつかれ過ぎている。
さて昨今のアメリカの風潮をポピュリズムと呼ぶのならそれは正しいであろう。アメリカファーストは自国人には魅力的に映る。こうした主張は大衆受けしやすい傾向もある。そのため大衆受けする方針に主張を先鋭化させる傾向があることも確かだ。
しかしなぜ今になってポピュリズムという言葉がこうした番組で使われるようになったのか?
実は日本はこれまで15年間の長きにわたりポピュリズムに散々毒されてきたのだ。
まず21世紀に入って早々、ポピュリズムの先導役小泉純一郎が登場した。支持率90%などという北朝鮮かと疑うような数字を出した。小泉は郵政勢力を仮想敵としその支持を伸ばし長期政権を築いた。
次にみんなの党が現れた。みんなの党の渡辺喜美は小さな政府を掲げ、公務員バッシングを最大限に利用し、一時期は勢力を伸ばした。
そして次に登場したのが橋下徹である。テレビ芸人でもある橋下はその知名度と、有名人に弱い大阪人体質を手玉に取って大阪府知事に就き、職員攻撃を続けた。自分に反対するものをツイッターで罵倒する手法は醜悪そのものだが、これにはトランプに通じるものがある。
さらに河村たかしというこれもテレビ芸人議員が名古屋市長になる。河村は市長と市議会の報酬半減を叫んでポピュリズムを煽った。
こうしてみると日本を誤らせたポピュリストは皆例外なくネオリベなのだ。ではなぜこの時にはマスコミは騒がなかったのか?
それはマスコミがネオリベ支持だからである。朝日が左翼だというバカネトウヨは朝日が経済右派であることを知らない。ネトウヨは経済音痴だからだ。
自分たちの主張と同じ時にはポピュリズム批判はしない。だが保護主義というネオリベと対極の位置の思想が出た時はこの危機感を煽る。マスコミは小泉政権の時にポピュリズムを批判できなかった。そんなゴミに今のポピュリズムを批判する資格はない。
by leftwing63
| 2017-01-08 09:00
| メディア